
息子がもうすぐ1歳になろうとする頃、なにか早期教育をさせてあげたい、とYahoo!知恵袋や発言小町などで情報収集を始めました。
なかなか身近に相談する方がいないのでネットの情報を頼りにしていますが、みなさん賛否両論自由な感想を記されているので実際体験してみて子どもの反応などみないととわからないなと思いいくつか資料を取り寄せてみました。
選択肢として絞り込んだのは以下3つ。
- ベイビーくもん
- 進研ゼミこどもちゃれんじぷち
- 七田式教育
結論から先に言うと、我が家の場合はベイビーくもんが非常に合いました。
ベイビーくもんを始めておよそ1年半になりますが(現在2歳5ヶ月)くもんをやっていて本当に良かった!!と思っています。
可能な範囲でできるだけのことはしてあげたいなと思っています。
こどもチャレンジぷちもお試ししてみましたが、息子はとっても気に入って、しまじろうのパペット人形をお出かけのときに持ち歩くほどです。
進研ゼミ、七田式も体験してみたので、それぞれの特徴と違いをまとめてきます。
読み聞かせ、歌い聞かせがベイビーくもんの教育の柱。
ベイビーくもんを本格的に始める前に、一度近所のくもん教室に体験に行ってきました。
ちょうどやってみたいな・・・と思っている時にタイミングよくポストに体験のちらしが入っていたので。
体験の日、先生に言われたことは「ベイビーくもんでは絵本の読み聞かせと歌の歌い聞かせをたくさんしましょう、というのが教育の柱です。
この2つがとにかく大事とお話しているのですが、正直それだけで月2000円も頂くのはちょっと高いかな・・・と思っているんです。」となんとも正直なお言葉。笑
普通、勧誘しますよね?
それを、くもんでは読み聞かせと歌い聞かせをしてくれればそれでOKなので、という。
内容は、月に1回くもん教室に行って、先生と20分くらいの面談(子供との面談というよりも親の面談)+絵本1冊とCD、やりとりブックなどの教材をもらう。
これだけです。

ベイビーくもんの教材(1か月分)
でも、個人的には先生と月に1回お話して息子の成長をともに喜んでくれアドバイスを頂けること、絵本+αを貰えることはすごくありがたいと思っています。
2000円の価値十分にありです。
先生とお話する前に、事前にノートに1ヶ月間の息子の様子をまとめていくのですが、この作業がすごく大事で、「こんなことが出来るようになった、こんなこともわかるんだ!」とノートに書くネタを必死で探すために息子をより丁寧に観察するようになりました。
絵本だって、書店で買うと1冊1000円近くはしますよね?
意外と難しい絵本選び。いろんなテーマに沿った絵本を毎月もらえるので、息子も楽しみにしています。

毎月楽しみにしている絵本
くもん教室の前を通りかかると、「ベイビーくもん!!行きたい!」と言うようになりました。
ベイビーくもんは先生との相性が大事。
おすすめなベイビーくもんですが、フランチャイズ経営なので、ズバリ先生との相性はとっても大事&当たり外れがあると思います。
うちの場合はとってもいい先生で、息子も大好き。
毎回役に立つお話を聞けるし、息子の1ヶ月間の成長をお話すると先生がとっても褒めてくださるので、私自身くもん教室に通うのが息抜きのようになっています。
事前に書いていったノートを見て、「こんなことできるようになったんですね、すごーい!」とお話。
ベイビーくもんでは、思いっきり親バカでいいんです。
親バカになって、我が子自慢を思いっきりする。そうすると、先生が息子を褒めてくれるし、自分も褒めてくれる。
毎回「なるほどな〜」というお話を聞かせてくれるのですが、その中の内容を少しまとめると・・・
- 数学センスは親の働きかけで身につけられる。小さいころから数字に触れていくことが大事。例えば、スーパーの買い物に言ったときは、値札を読み上げるようにしてください。500mlのペットボトル、1リットルの牛乳など、子供が理解しにくい単位も日頃からどんどん話してあげてください。
- いち、に、さん、し・・・と数を読めるけど、「1=いち」「2=に」とマッチングして覚えるのは子供にとって大変なこと。10以降は子供にとっては難問です。「今日は3を覚えよう」と決めたら、街の中で”3”探しっこゲームをしてみてください。
などなど・・・。
目から鱗のいろーーーんな面白い話を聞けます。
勉強勉強じゃなく、日常の生活の中で、遊びとして学んでいく。そうすると自然に賢くなる。
でもそれは親の意識的な働きかけがとっても大事、ということが身に沁みて感じます。
歌い聞かせ200曲、読み聞かせ2万冊。
「ええ、そんなの無理!!」とはじめは思いましたが、子供が一人で本を読めるようになる目安が2万冊なんだそう。
お気に入りの同じ本を何度も読んでもOK。(10回読んだら10冊とカウント)
歌い聞かせで、豊かな言葉と安定した情緒を。
読み聞かせで文字の習得と想像力、読解力を。
そして1番大事なのは、歌い聞かせと読み聞かせを通して「あなたを愛している」と子供に伝えてあげること。

歌い聞かせの童謡CDも数カ月に1度もらえます。
お母さんの声色やトーン、ぬくもりから子供は自然に愛情を感じ取ります。
ただ本の冊数を稼ごうと、適当に読むのでは絶対にだめなんだそうです。ちゃんと、”この子のために”という思いが込められているかどうかがとても重要だとくもんの先生が言っていました。
歌うたび、本を読むたび、”あなたのことがこんなにもこんなにも大好きで大切なんだよ”ということを子供に自然に伝えられたら・・・きっと情緒の安定したのびのびとした子供に成長してくれると思います。
わたしの場合は、1日歌い聞かせ10曲、読み聞かせ10冊を目標にしていますが、全然できない日もあります。
でも、できなくても自分を責めず、「まあいいか」くらいの軽い気持ちで取り組むことで、過度なストレスになることなく、目標に向けて毎日過ごせていると思います。
ベイビーくもんを初めて丸々1年が経過し、アドバンスコースに上がりましたが、本当にやっててよかったな、と。
ベイビーくもんをしていなかったら絶対にこんなにも歌い聞かせ、読み聞かせをしていなかったです。
「この調子で頑張っていれば、絶対に賢くなるから、信じて。」という先生の言葉を信じて、これからも頑張っていきます!
こどもちゃれんじぷちは、日常生活の基本が身につく通信講座
こどもチャレンジといえば、お勉強。はたまた個人情報流出のイメージでしたが(ひどい。)1,2歳を対象としたこどもちゃれんじぷちは、日常生活のいろはを身につけるための教材集。
人間の基本であるあいさつ、トイレ、ごはん、はみがき、お友達との関わり方など。
親が絶対に子供に教えなきゃいけない物事を、順序立てて、楽しくわかりやすく教えてくれる通信講座です。

シール貼りなぢ子供が興味を持つ工夫をうまくしてある教材です。
事あるたびに勧誘のはがきやお手紙がきてうっとおしいな〜位に思っていたのですが、4月開講号の付録が豪華で、かつ1ヶ月のみのお試しでも解約できると知り、やってみることに。
余計なおもちゃは買わない、教材は与えすぎないが我が家の方針。
なので、既にベイビーくもんをしていることだしどうしよう・・とも思いましたが、月々1697円(年払い)で意外と安いし、一度試してみることに。
開講号なだけあって、付録がまあ豪華。1ヶ月だけで退会したら、きっとベネッセは赤字なんじゃないかな、と思うくらいの充実ぶりでした。
息子が特に気に入ったのがしまじろうのDVD。

色んな物事が楽しんで身につく
ダンスや歌、物語など子供が興味引く内容でうまく作り込まれています。さすが、幼児教育のパイオニアとして長年やってきたことあるなあ、というような内容。
大人としてはちょっとうっとおしく感じる来月号の予告も(企業としては継続してもらわないと困りますもんね。)楽しんで何度も何度も見ていました。

色を楽しく覚える仕掛けキャラクターも。
ちなみに音源は日本語⇔英語の切り替えが可能。
英語の聞き流しは意味ない、と言われていますが、英語耳が出来やすい時期だからこそ、英語で流してみせてあげるのもいいかな?と思います。

英語⇔日本語の切り替えしが可能
こどもチャレンジの注意点。ただ教材を子供に与えるだけで満足しない
こどもチャレンジは教材がすごく充実しているので、その分こどもに与えっぱなしにしないことが大切かと。
極端な話、子供に寄り添いながら歌う・本を読むベイビーくもんと違って、こどもチャレンジはDVDを子供に見せっぱなしでもOK。
わたしもどうしても忙しいときは、しまじろうのDVDをつけてみせてしまいますが、ちゃんと時間を決めてダラダラ見せないように気をつけています。
どんなに優れた教材でも、やっぱりこの時期は親子一緒に学ぶ姿勢が必要なのかな、と思います。
子供に任せっぱなし、みせっぱなしにしないで、教材で一緒に遊んだり、感想をいいながら一緒にDVDをみることで最大限に子供が伸びるのかな、と思います。
そういう意味では、正しく使えばこどもチャレンジぷちはとってもいい教材です。

こどもチャレンジの教材絵本
出かけるときは帽子をかぶる、トイレに興味を持つ、歯磨きする・・・。全てしまじろうが後押ししてくれました。
外に行くときに帽子をかぶることを嫌がっていた息子。
寝る前の歯磨きを嫌がっていた息子。大好きなアンパンマンの歯磨き本を読んでも尚イヤイヤ全開。
それでも、しまじろうが歌いながら楽しそうにしているのを見ると、不思議なもので抵抗なく嫌がらなくなるもの。
子供って不思議(単純)ですね。
♪でっかけるときは〜ぼうしをポン!

外に出る時は帽子をかぶりましょう。
♪は〜みがきしましょ、しゃっしゃかしゃ〜、しゃっしゃかしゃ〜。
知る人ぞ知るメロディーですが、我が家ではこれが定着しました。
言うことを聞いてくれないとついイライラしてしまいますが、しまじろうが上手く後押ししてくれたお陰で、気がついたら嫌がることなく日常生活動作が自然に身についていました。
そんなの当たり前のことでしょ?わざわざお金を払ってまでしなくたって。と以前は思っていました。
でも「当たり前のことが当たり前にきちんとできる。」これこそが、この時期に”賢い”と言われる子供なんじゃないかと思います。
何事も基礎が大事。
土台の根っこがきちんと出来上がってるかどうかで、その後のその子の伸びしろが違ってくると考えれば安いものかな〜と。

トイレに興味を持つきっかけになった”トイレちゃん”
ベイビーくもん2160円。進研ゼミ1697円。コスパはこどもちゃれんじぷちがいい。
どっちも値段は同じくらいですが(こどもちゃれんじぷちは、年払いにすると安いですが。)教材の内容量、ボリュームは断然こどもちゃれんじぷちの方がお得で考えつくされています。
ベイビーくもんは、本1冊、童謡CDorやりとりブック(カード)、やりとりレシピ先生との面談で2160円。(税込)
進研ゼミは、DVD、本、おもちゃ1種類、こどもちゃれんじぷち通信で1697円。
くもんの先生との面談時間を安いと考えるか高いと考えるかですね。

しまじろうのパペット人形
どっちをしても月4000円弱なわけなので、金額的には許容範囲内かと思いますが(下記に書いてる七田式教室は1レッスン5000円ですからね。)毎月毎月付録やらおもちゃやらが増えていくので収納にちょっと困ります。
モノに溢れすぎて、モノを大事にしない子にはしたくないな〜という気持ちがあります。
ひとつひとつ目的があって作られた教材おもちゃなので、決して無駄ではありませんが、大事に子供に使ってもらうための工夫がプラスα必要そうです。
七田式教室の体験に行ってみたけど・・・息子の反応はいまいち?
大人になると衰えがちな左脳教育に重きを置く七田式は、幼い頃からフラッシュカードや難しい漢字の記憶など高度なことをしている教育法で有名ですよね。
頭が柔らかい乳児期に、いわゆる英才教育を施すとどうなるのか・・・実際に近所に七田式の教室があったので興味を持った、というのもありますが、どんなものか体験に言ってみました。
結論ですが、1レッスンあたり5000円の高級幼児教室は、うちの場合は決め手にかけました。
息子の反応もポカーン・・・といった感じ。
漢字や絵のフラッシュカード、本当に効果あるの?
七田式に通っている子の口コミをみると、1歳9ヶ月で1から9くらいまで言えるようになった、とか国旗が言える、とかそんなことが書いていますが・・・確かにすごいと思いますが、うーん、七田式はハマればいわゆる”天才秀才”肌になれるんでしょうけど。
右脳も左脳もよく使う”両脳教育”で、子供がみんな持っている潜在能力を引き出す科学に基づく学習法。
体験では、やっぱりフラッシュカードをしたり、数の概念を習ったり、歌を流したり、童謡を朗読したり。
教材にも凝っていて、スピーディーにいくつかのタスクを40〜50分でこなしている感じでした。
若い女性の先生がレッスンをしてくださったのですが、もしかしたらベイビーくもんのようなベテラン先生だったらこちらの受け取る印象が違ったかもしれません。
七田式教室もベイビーくもんも結局はフランチャイズ経営なので、教えてくれる先生の良し悪しで子供の学習能力や伸び方って全然違ってくると思います。
七田式の先生が言うには
- 1才児はとにかく”1と2”の概念がわかればよい
- 童謡の朗読はとっても大切
ということ。童謡推奨はくもんも七田式も一緒ですね。
私達大人が考えている以上に、童謡の持つパワーってすごいのかもしれません。
七田式幼児教室の料金は高い!1レッスン5000円+αもろもろかかります。
七田式は料金も一流です。気軽にできるこどもチャレンジやベイビーくもんと違って、1レッスン5000円の月4レッスン。(月2万)
都合が悪くて行けない日は振替も可能だが、振替できる回数に制限があり。
そもそも1年間の授業スケジュールが綿密に決められており、振替できる日ある??という印象を持ったのと、授業料+αが結構かかる。
入会金はもちろんのこと教材費も結構とられる印象でした。
体験レッスンのあと、「○日まで申し込んでくださったら入会金を半額にできます。」のような勧誘もいただきましたが、丁重にお断りさせていただきました。
未知数の可能性を秘める子供によりよい教育を受けさせたいのは当然ですが、うちの場合はうーーん・・・?でした。
【結論】親として子供になにを伝えたいか、してあげたいかで選択肢が違う。
こどもちゃれんじぷち、ベイビーくもん、七田式教室の3つを実際に体験してみて、それぞれの特徴をまとめてきましたが。
要はこどもにどんな教育を施したいか、で選択肢が違ってきます。
- こどもちゃれんじぷち:幼少期に必ず学ぶべき日常ノウハウを楽しく学ぶためのツール。もちろん親の働きかけ次第で色や数など様々な概念の習得が可能。教材充実度はナンバーワン。うまく使えれば最高のツール。
- ベイビーくもん:こどもと親の信頼関係を作りやすい。童謡と本を通して、愛情形成と子供の土台を作ってあげる。親の働きかけが必須。
- 七田式教室:良能教育に興味がある、フラッシュカードなどの独自教育でいわゆる”天才肌”を目指す方。料金は高額だが、子供への投資を惜しまない方におすすめ。
正直、ベイビーくもんは第二子だったら改めて教室に通わなくてもいいかな、という感じ。
子供への関わりノウハウがわかっちゃえば、あえて同じ教材をもらいに教室に行かなくてもいいですよね。”童謡と本”を親が意識的に子供に読みかせればいいわけなので。
こどもちゃれんじも同じく教材系なので、よっぽど兄弟間で年齢差がない限り、同じものをお下がりで使えますよね。
唯一七田式教室のみは、上の子のお下がりというわけにはいきませんが。そのへんも七田式はしっかりライフタイムバリューしていますね。w
近くに体験できるスポットがあるなら、案ずるよりも産むが易し。
我が子に何が合ってるのか雰囲気を感じ取りに足を運ぶのが1番かな、と思いますが、そんな時間取れない!という忙しい方は今回の記事を是非参考にしていただけると幸いです。